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正中離開(前歯の隙間)の治療

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  こんにちは 久しぶりの更新になります。 HAKUデンタルクリニック 院長の越智です。 今回は 正中離開(前歯のすきっぱ) の治療(ダイレクトボンディング)についてお話します。 「正中離開(せいちゅうりかい)」、「ダイレクトボンディング」 「聞いたことない」って感じかと思いますが、 わかるように順番に説明していきますので、ご安心下さい。 上の歯の真ん中にある前歯の間に隙間が生えてきたときから、 または、年齢を重ねるごとに広がってきてできてしまって、 審美性(見た目)を気にされている患者様がおられるかと思います。   「すきっ歯」の状態で、上の歯の真ん中の部分だけに隙間が存在しているケースを 歯科では専門的に、「正中離開」と言います。   矯正歯科治療で隙間を閉じて治療する方法や「ラミネートベニア」と呼ばれる 審美的な治療方法で隙間を改善する治療が自費治療では、よく行われています。   参考までに少し、 ラミネートベニアという治療方法は、 まず、自分自身の歯の表面を少し削り、その部分に歯の色に合わせた つけ爪やネイルチップのような薄いセラミックを張り付けて治療する 審美的な治療方法になります。完全に自費治療になります。 矯正歯科治療と比べると、3〜4回程の通院治療で済むため、 短期間で治療を終えることができますし、 セラミックなどで作製するため、審美的には優れています。 しかしながら、割れたり、かけたりする場合もあります。  そんなわけで、今回は 「正中離開」 を歯をほとんど削ることなく、 「ダイレクトボンディング」で治療してみました。 「ダイレクトボンディング」とは、簡単に言えば、コンポジットレジンと呼ばれる樹脂を使った修復治療の方法で、虫歯の治療でよく使用されています。   一般的な型取りをする修復治療の方法に比べると、 歯を削る量が少ないという、メリット があります。 今回、治療させていただいた、 患者さまの写真 です。   治療にかかる期間ですが、ほとんどの場合は1日で終了します。 時間は、だいたい上の歯で45分ほどかけさせていただいています。 費用も保険内で行うので1本約1500円で行っています。 今回は、上下で2回で治療は終わっています。 定期的に来ていただき、 境目などに色が出てくる場合もありますので、研磨させていただきます。 「すきっ歯」(正中離開)