フッ素について
今回は乳歯についてお話をしていきたいと思います。
一般的に乳歯は下の前歯から生えてきます。
乳歯に限らず、生え始めの歯はとても柔らかいです。唾液中のカルシウムが、 表面に付着することにより段々と硬くなっていきます。
「 子どもの歯も大人の歯も生え始めはとてもむし歯になりやすい状態 です。当院(HAKUデンタルクリニック)では、生えてきたら”すぐに” フッ素塗布をする事をお勧めしています。なので生後6か月から使用しても構いません。
最初は子供用の歯磨き粉やフッ素ジェル(歯磨きの後に塗る)を少量、歯医者で濃度の高いフッ素を年に数回歯面塗布していきましょう。
2、 3ヶ月に1回といった間隔で定期的に塗布するのが効果的です」
フッ素濃度について心配される方も多いですが、 フッ素塗布のフッ化ナトリウムは薄めて使うため、 人体へのリスクは非常に低いものです。
フッ化物塗布法は、通常、年数回実施されるのみなので、 急性中毒について考慮すればよいと思います。
フッ素の急性中毒量発現の最小量は、2mg/kg(体重) と言われています。10kgのお子さんなら、 20mgという計算になります。従って、 1回の全量を飲み込んで摂取したとしても、 急性症状が発現しないことが分かります。
むしろ、 むし歯になることの方が後々の影響が大きいと言えるでしょう。
フッ素塗布で、虫歯が無いお口を作っていきましょう。
<フッ素症>
水道水にもともと含まれるフッ素や歯磨き粉の過剰摂取により、歯に褐色の斑点やシミができる症状のことをいいます。それもほとんどは歯に多少白い斑点ができる程度のもので、歯や骨の形成不全を起こすような重度のフッ素中毒症状がでることはほとんど考えられません。
フッ素には副作用がありますが普通に使用していれば安全性に全く問題はありません。
副作用があること以上に虫歯の予防効果は素晴らしいものです。ぜひフッ素を有効活用してください。
もし過ってフッ素を多量に吞み込んでしまったら牛乳を飲んで下さい。
牛乳に含まれるカルシウムと体内のフッ素が結合してフッ化カルシウムという無毒の物質になるのでフッ素中毒を防ぐことができます。そして念のため病院へ、、、
明日からも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
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